昨年11月に試作したシフトインジケータからもうすぐ1年。
せっかく(・・・ようやく ? )CANデータの読み込みと表示に成功したからには,以前から実現したかったものに挑戦しないわけにはいかない,
まだ,望んでいたものには到達していないけれど,一段落ついた(・・ことにした・・笑)ので,本体HPに載せておきましょう。
実現したかった目標を整理すると,
・タコとスピードメータ等との一体化
・それを視線移動を少なく確認できる場所に表示
・できればVSD式にして個別VSD撤去(2ndへ)
ということになるのかな。
その実現に向け,第1モデルを試作したのが,昨年の12月。(スマート中国軍団忘年会時にお披露目。)
以来,少しずつ機能を追加しながら,現在では以下のようになりました。(この間の挑戦はブログに紹介してきたとおり。開発の経緯は⇒こちら)
Lタイプ↑ | ||||||||||
Sタイプ↓ | ||||||||||
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水温や燃料残量など,純正メータと照らし合わせて,直線近似をしているデータもあって正確性は保証の限りではありませんが,純正メータの表示とは,ほぼ合ってるようなのでヨシとしましょう。(元々そんなに精度のあるデータでもないでしょうしね。)
使用しているデータは,すべて,メータ裏のコネクター線から分岐したCANデータ。(OBDコネクターにCANが来てればいいのですが,600CCのモデルでは接続されてないのです。)
電源(IGNとアース)も同じコネクターにきているので,中継コネクターがあれば,ポンづけ仕様にできるのですが,該当するコネクターが汎用部品には見当たらず(ピン数18が汎用品から外れてるんです。),配線を強制分岐ですが,色々なセンサーを接続する必要はなく,2本のCAN線と電源だけなので,多機能の割りには簡単といえば簡単。
レイアウトは,デジタル3種類におまけとしてデジアナ1種類を追加。
でも,マイコンの容量が一杯一杯なので,アナログの目盛りは省略。
実現したかったVSD機能も,ディスプレイの輝度が不足(フロントガラスに反射させても暗くてよく見えない。)なのと,フォントを持つだけのメモリ容量の余裕がないのでお預け。。。。
今後,明るいディスプレイユニットを物色してマイコンやメモリを増設して・・・と,まだまだ先は長そうです。
(いつまでも未完のまま,という噂も・・・笑)
実際に走行して,各レイアウトを試してみると・・・・・・ついついアナデジモードに。
針?の角度で直感しやすいアナログのメリットに加えて,タコとスピードが並んで見慣れたコンソールメータらしいせいかな??
目盛りもないおまけで追加したモードなのにねぇ(笑)
実家に帰って姉に自慢すると,「44にもシフトインジケータが欲しい!」と言われ,試しに繋いでみたけれど,全く何も表示されません。
CANモニタをしてみると,全くデータの仕様が違ってました。
・・・・ま,しばらく無理っ。
参考・関連サイト
さすがに今回の開発は結構手ごわく,様々なお勉強と部品調達を必要としました。
プログラムの参考にしたサイトとCANマイコンユニットとディスプレイユニットの調達先をご紹介。
・テクニカルワークショップ(グラフィックルーチンを参考にさせて頂きました。)
・伝説のお茶の間(直線描画アルゴリズムの解説を参考にさせて頂きました。)
・PRISM P-CAN(CANデータキャプチャモニタツール開発販売)
・CAN-DIP(CAN対応マイコンユニット:スウェーデン)
・COMPAS LAB(同上ユニット日本販社)
・itron(蛍光ディスプレイユニット開発販売)
などなど。ほかにも日本橋や秋葉原の部品屋さんには勿論,いつもお世話になってます。
様々な情報と部品の提供をありがとうございます。