これぞ,(MATSU)チューンの真骨頂(笑)
・・・・いえ,冗談です。
でも結構苦労したんです,今も続いてますが・・(笑)。
シフトコントローラとハンドルシフトスイッチです。
その後,これをベースに関西の大御所により,ステアリングハンドル交換車専用チューンも生まれたので,ご存じの方も多いかもしれません。
生まれのきっかけは,とあるオフミで関西の大御所Tさんからもらったヒント。以前から,ハンドルにシフトスイッチが付かんかなと漠然と思っていた僕は,このヒントで開発のきっかけをつかんだのでした。そして,実現の方法を探るべく,構想と試作の開始。以来,苦節半年(笑)。
その間には,シフトレバーコラムを外すべくシートを外そうとしたら,こんな大きさのトルクスは持っとらん。
・・・・T45を調達して,さぁ,シフトレバーコラムを外すぞっと思ったら,なんだこのトルクスねじは???五角じゃぁ。
・・・・スクリュープライヤーを調達して,さあ今度こそ。試作一号基板を手元に,意気揚々とシフトレバーをばらしてみたところが,想像と全く違う構造に愕然。
・・・・設計をやり直して再挑戦。
・・とか,初めての組込みマイコンとC言語の勉強に四苦八苦。
・・・・で,手間がかかりました。その分,思い入れも強くなって,基板のバージョンは,改良を重ねて既に6.0。(いや,単にバグ取りが多いだけなんですが(笑))組込みマイコン初心者なので,大したこともできず,プログラムは人に見せられるような代物でもなく・・・。
でも,とにかく動作するようになったんです。 使ってみると,いや〜べんり〜。
片手でもハンドリングとマニュアルシフトが自在。(ブラバスのパドルシフトはUp/Downが左右に分かれてて両手が必要ですからね〜。)
常時シフトレバーに手を置いてるようなものなので,雪道ではハンドルに両手を添えたまま素早くシフトダウンできて,ちょっと安全。
今では,ハンドルシフトに慣れまくってしまい,駐車するときくらいしかシフトレバーは触らないし,セカンドカー運転中でも,つい,ハンドル裏のスイッチをまさぐってしまってます。(笑)
実は,この基板には,おまけ機能がついていて,純正シフトレバーのUP/DOWNを逆にできるんです。
始めてスマートに乗り始めたときのマニュアル乗りのあなた・・・。シフトレバーが反対じゃないの???って思いませんでしたか。僕は,思いました。ま,しばらく乗り慣れてくると,気にならなくなってしまいましたが。たいした手間でもなかったので,ちょっと試してみました。・・・・・いゃ〜,自然ですね〜。引いてアップ,押してダウン。ずっと乗って慣れているはずの純正仕様とは逆なのに,違和感がありません。このままでもいいな・・・・とは思ったんですが,ハンドルにシフトスイッチがついてると,どうせ使わないし,レバーの表示と違ってると車検のこともあるし,と純正仕様に戻しちゃいました。
この基板は,純正のシフトレバーユニットと車両コンピュータの間に入れるので,トラブるとレバーでもシフトできなくなります。自分の車では経験はないけれど,関西のTさんなんかは,走行中にトラブって止まっちゃったなんて経験もあるそうな。(すんません。)・・・・ということで,とっても危ないチュ〜ンかも。(笑)・・・(最近は,落ち着いてきたようで止まっちゃった人はいないようですが。)
Updated 2004.02.15