スピードパルス(続編)
(2004.10)

 初期型並行車ではメーターパネルからとれないスピードパルス。

 ナビは勿論,外付けメーター用にも必要で,ABS用のパルス発生リング(正式名称は?)を利用して近接スイッチと分周器でパルスを取ってから(→ここ)約2年。センサーの設定が微妙で,一般道では問題ないものの,高速道路だと,どうもパルスを拾い落とすことには気づいてた・・・。実はセンサーメーカー推奨の位置設定ができてないせいだとは分かっていたけど,対策するには,センサーを小さいものに替えるしかない・・。工業用センサーなのでお値段,結構高いんだよね(・・いや,磁化式のパルス発生器買うよりは充分安いけど・・笑)と思いつつ,そのうちに・・・と思いながらそのままで使ってた。
 先日,オムロンの通販でリレーをまとめて発注するついでに,そろそろやってみようかと思って,M8タイプの小型の近接スイッチを注文。届いてからも,しばらくほかっていたけど,季節も良くなって,雪が降る前にそろそろと思い,着手。

 以前右後輪に付けたセンサーはそのままで,今度は左後輪の予備穴を利用して,近接スイッチを取り付ける・・・・・・。あれっ,やっぱり,M8じゃ穴径に対して小さすぎるやん。(・・・だと思って前回は,M12にしたんだけど,それが敗因だったなぁ。笑)汎用金具を折り曲げてアタッチメントを作って,取り付け。あとは,配線の先にコネクターを取り付けて,以前のと差し替えて位置調整・・・・。いいねぇ,ちゃんとメーカー推奨の設定ができるなぁ。
 あとは,実際に高速でテスト。ちょっと近くの高速に乗ってみたりしたけど,1車線で混んでて高い速度のテストはできなかったので,その後,関西のMTGのついでに,本気でテスト。・・・メータースケール程度は大丈夫のようです。

・・・・・・2年経ってようやく完了(笑)。

・・・・こんなややこしいことしなくても,ドライブシャフトに磁石を貼り付けて,ホール素子で検出すればいいのに・・・・(爆)

使用した近接スイッチの取扱説明書と本体。M8のシールドタイプで,動作周波数は1.5kHzまで。時速120kmでも800Hz位なので余裕。(M12でも上限は1kHzでぎりぎりセーフですが。) 分周器は,シフトコントローラのマイコンを使って10分の1に設定。(上写真の上部から出ている3本線。)
基板には初代からパターンはあるけれど,僕だけのオプション(笑)。DCJ純正の人には必要ないので・・。
 リアの車軸にあるABS用パルスリング(というのか・正式名称は?)。サポートにある予備穴は10数ミリの大きなもので,M8ネジだとスカスカなので,汎用金具でアタッチメントを作って挟み込み。金具の元穴はM7なので,リーマーでちょっと大きくしました。曲げた時にペイントしておけば良かった・・・と今更(笑)。
センサー位置を両側のナットで調整。
「パルスリングの山で緑点灯,谷で消灯,中間で赤点灯」するように調整します。
M12のときは,センサーの大きさに対してパルスリングが小さすぎて,センサーのオンオフに必要な磁束変化量が足りず,緑が点灯するようにすると消灯せず,赤点灯と消灯の設定しかできませんでした。そのため高速になると数え落としが発生したものと推測。

 前回,よく分からなかったスピードパルスの分周比。
 どうやら,周波数がそのままmile/hrらしく(WさんのHPを参照させて頂きました。ありがとうございます。),タイヤ径(570mm)で計算すると,4.029pulse/rotationとなりました。パルスリングが1回転で42パルスなので,10分の1に分周すると 4.2pulse/rotation。・・・このままでOKですね。

Uploaded 2004.11.15
2006.03.12

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